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ゆにっと第1回公演 1998年5月12日(水)〜13日(木) 12日(水)19:30〜 13日(木)19:30〜 作・演出:K.K. 於:池袋小劇場 -出演- まゆ=亀渕まゆみ 男=速川マコト 加藤たろきち=亜久世流雄 佳菜子=KAZUHO |
—あらすじ— いつもと変わらない朝が来た。高校生・まゆ。社長の娘でありながら母親の苗字で秘書をしている姉・佳菜子。母親の違う二人の微妙な関係に気を使いながらもマイペースな佳菜子の部下、加藤。人と関わる事に極端に臆病なまゆは、いつしか喋る事を止め、自分自身の中にこもってしまう様になっていた。 ふと学校の帰り、迎えの加藤を待たずにふらっと立ち寄った街角で、男と出会う。路上でアクセサリーを売っているその男とは、不思議と自然に喋る事が出来た。しばし「心」の交流をする。そこへまゆを探していた加藤と佳菜子が現れる。なんと男は佳菜子の昔の知り合いだった。はたして男の目的は? 「私の朝は今日もこうして始まった・・・。今日わたしの生まれた日。」 |
加藤たろきち (かとう たろきち)
龍ヶ崎グループ秘書課。 |
滝沢佳菜子 (たきざわ かなこ)
龍ヶ崎グループ秘書課。 |
龍ヶ崎まゆ (りゅうがさき まゆ)
高校生。社長の娘。人に |
男 (???)
街でアクセサリーを売っ |
—作者の言葉— 人は傷つけられる事に臆病になり、自分で自分を傷つける事によって平静を保っている様に見えます。心に壁を作り、愛される事に貪欲なくせに、一歩を踏み出せないでいます。開放されるのに必要なほんの少しの言葉に飢えています。近ければ近いほど遠く感じるのは何故でしょう。ごく何気ない日常の風景の中で、何気ない普通の家族がどれだけ幸せなのか少しだけ考えてみました。 |
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