KOEDA商店街写真館 |
保「何?急に…。」 恭次郎「こう言ったら悪いけど、竜ちゃんや花とは違ってガキの頃から店継ぐって感じしなかったからさ。」 |
……でもさ、違和感を感じたんだ…。皆で飲みに行っても、敬ちゃんの話は全く出て来ない。俺から切り出すのもなんだし、自然に話してくれるのを待ってた。でもさもうすぐ2年だよ?このまま一生避けて過ごす気かよ?何があったの?…俺等の知らない何か抱えてるんだろ?」 |
お互いを思いやりながら、 苦しい胸の内を打ち明けていく 恭次郎、真琴。そして竜治。 |
真琴
「いつかこの胸の痛みもかさぶたになって、 小さな痛みを残して消えていくのかなって思ってた…!」 |
恭次郎
「俺、竜ちゃんに【あんたは憎まれれば楽になるかも知れないけど、 絶対に黙ってろ!】って…言ったんだ。」 |
花と保の知らなかった真実が明らかになる。 全てが語られた時、花は青年団団長の立場を利用して、わざとこのメンバー集めた事を話す。 そして真琴の兄である、元カリスマ団長、真人に言われた言葉を伝える。 花「人にはそれぞれ傷がある」って。「友達だからってそれを無理やり聞き出す権利は誰にも無い。 だけどぶつかるのを恐がっていたら分かり合えないし、何も生まれない。 そんな関係でいたくないって思うって事はお前が皆を大切に思ってるって事だ。」…って。 「今まで良く我慢したな。」そう言ってくれた。 恭次郎「…俺さ、人間の意識なんて距離と時間で変わるって思ってた。 だからここ出て行った。でも違ったな…。 確かに少しずつ風化されてるけど…俺の中にしっかり残ってた…。 ちゃんと消化されてなかったから…だからまだ引きずってるんだよな……。」 |
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