ゆにっと第3回公演
CELEBRATION


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-日時-
1999年11月6日(土)〜7日(日)
6日(土)19:30〜
7日(日)14:30〜/18:30〜

-会場-
池袋小劇場

-出演-
レイジ=亜久世流雄トオカ=KAZUHOリク=以 都レミ=亀渕まゆみ男=速川マコト

-作・演出-
K.K.

-あらすじ-

 レイジは、妹・レミの結婚式のために、あるネタをエサに、とある企業の幹部(男)にゆすりを掛けていた。さらにその幹部の女を誘拐して、生まれ故郷の海辺に女を連れて身を隠し、取引を待つ事にした。だが、それに必要な“例のもの”がすりかわっている事を知る。さらに女を助けるために現れた少年リクから、全部その女トオカが仕組んだ事だと聞かされる。困惑するレイジに“例のもの”を返し、逃げる様子もなくその場に残るというトオカ。この奇妙な行動をとる女に、レイジは何故逃げなかったか聞く。トオカは男の妹だった。レイジとレミ、そしてトオカと男、二組の兄妹。心に潜む闇を抱える二人は…。

-作者の言葉-

 人から見ればほんの些細な事でも、かけがえのない生活のリズムの原動力。それは人によって違うもの。未来が見えなくなり、ぽっかりと空いた心に蓋をし、逃げる男…。 自分を消す事で愛する相手に自由を与えようとする破壊的な考え方の女…。 心の波長が合った時、深い闇から開放される一筋の光を垣間みる。
扉は開かれたー。

レイジの中に潜む善と悪・心の闇を、兄妹という絆を通して描いてみました。

亜久世流雄
レイジ

幼年時代を海沿いの施設で妹のレミと共に過ごす。近くの米軍敷地内が遊び場だった為、英語はペラペラ。基地の子供と仲良くなり治外法権を利用してかなり悪さもして来た。妹の結婚話を聞かされてある決意を・・・。

KAZUHO
トオカ

小学生の頃、両親と共に事故に遭遇。一人だけ生き残る。自分がいることで、大好きな兄に負担をかけていると思っている。自分の存在を消す事で、相手に自由を与えようと考える。レイジの企みを利用しようと…。

以 都
リク

悪さばかりしている少年。街で見かけたトオカの気になる行動が、亡くなった祖父の良く話していた言葉と重なる。それ以来トオカを気に入り、追いかけまわしている。本人は相棒のつもり満々。

亀渕まゆみ
レミ

レイジの妹。心優しい少女。結婚式を間近に控えている。今は一人暮らしをしながら保母をしている。好きな人と巡り会い、結婚して幸せな家庭を築く事が幼い頃からの夢。兄に溺愛されている。

速川マコト

トオカの兄。高校生の時、両親を亡くす。妹と別々の親戚に引き取られない為、バイトをしながら猛勉強し奨学金で大学へ通う。今は一流製薬会社の幹部。お金の為にかなりヤバイ仕事をしているらしい?